Meets 2010年7月号 EVISU JEANS 20周年記念コメント
8年ほど前からエヴィスのジュエリーを作らせてもらってるんですけど、もともとめっちゃファンやったんです。
ミーツの広告を見て、南船場の店にジーンズを買いに行ってました。
その延長で当時、南船場にあった山根さんの居酒屋[一寸一杯やまね]に通い始めたんです。
そこで山根さんに会うことができて、話をしているうちに、一緒に仕事をするようになりまして。
ボクがジュエリーをデザインする時のポイントって、ベーシックかどうかなんですね。
カタチで残るモノなんで、20年後に「何これ?」って思われるような商品は作りたくないんです。
エヴィスって20年前と同じカタチのジーンズが、今も定番として店頭に並んでるじゃないですか。
そこなんですよ、ボクが目指してるのも。
印象に残ってることですか?
「オレの作ってんのがメインディッシュ。お前のはあくまでも調味料やで」って言われたのをよく憶えてますね。
効き過ぎてもダメ、あっさりしすぎてもダメ、無かったら無かったで問題無い。
でも、いいバランスで取り入れたら、全てが2倍も3倍も格好良くなる。
なるほどな、と思いましたね。その話の最後に「せやし究極の調味料、頼むで」って言わはったんです。
シビれました。
今、提案してるジュエリーがひとつありまして。山根さんが穿き込んだデニムの生地をはめ込んだリングなんです。
20周年なんで、これは実現したいですね!
なかむら・はじめ 谷六・空堀通商店街にあるオーダージュエリー専門店[ネオクラフト]代表。
山根さんも認めたその腕で、デザインから造形、接客までの全てを一人で手掛けている。
ちなみに、エヴィスのアイテムの直売は行っていないのでご注意を。